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2008年8月27日 (水)

咽頭結膜熱(プール熱)

『小児疾患の部屋 第2話 咽頭結膜熱(プール熱)』

今年の夏は、非常に暑いと思っていましたが、ここ数日涼しい毎日で体調を崩されたお子さんも多いかと思います。

若干時期的に遅くなりましたが、この暑い夏にはやる感染症『咽頭結膜熱(別名:プール熱)』について、お話し致しますhappy01

【疾患名】 

  咽頭結膜熱(別名:プール熱)

【原因】 

  アデノウイルス(3型、4型、7型)による接触感染

【感染経路】

  ・夏期のプールを介しての感染

  ・タオル等の教養による感染

                   など

【潜伏期間】

  5~7日

【流行時期】

  通常夏期、6月頃から増加し、7~8月にピークを迎える

【感染後の症状】

  ・39~40℃の高熱、咽頭痛(喉の痛み)、結膜炎(目の炎症)の3症状が主

  ・頭痛、吐き気、下痢、悪寒、食欲不振、全身倦怠感、腹痛、鼻水など

【治療法】

  基本的に対症療法(例:熱→解熱剤、喉の痛み→抗炎症剤 など)

【予防法】

  ・プールから上がったら→目や手をあらい、うがいをする。

                  シャワーでプールの水を洗い流す

  ・家庭では→タオル、洗面器、食器等は家族と共用しない。

          手や指を頻繁に石けんで洗う

  ・外では→人や動物との摂食をなるべく避ける

  ・アデノウイルスは熱に弱いため、煮沸が可能な物は煮沸消毒が有効

         (100℃で3秒、56℃で5分)

【家庭で気をつけること】

  ・高い熱が続くので、解熱剤の使いすぎには注意する

  ・食べ物は、プリン、ゼリー、アイスクリーム、豆腐、冷ましたおじや など

  ・水分は充分にとらせる(麦茶、イオン飲料、牛乳など)

  ・入浴は、高熱または元気がない場合を除き問題はない

【学校・保育所など】

  ・熱が下がって喉の痛みがなくなるまで基本的に5~7日間休ませる

  ・学校保健法では、主要症状が消退した後2日を経過するまでは出席停止

  ・学校・保育所によっては、治癒証明書の提出が必要

以上が、咽頭結膜熱(プール熱)についてです。特に小さな子どもさんの兄弟がいる家庭では、家庭内感染が気になるところですねsad

上記の内容をよく理解することで、慌てずに対応がとれると思います。もし何かご質問等がありましたら、コメントにてお願い致します。可能な限り早急にお答えしたいと思いますconfident

では、また次回paper

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