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2008年9月 3日 (水)

ヘルパンギーナ

『小児疾患の部屋 第3話 ヘルパンギーナ』

今年の夏もう終わりかけて、先週などはゲリラ豪雨などが降りました。また、9月に入って残暑厳しい日々が続いております。お子さんも夏休みが終わり、また学校や幼稚園・保育園へと通い始め、この残暑もあって体調を崩される子どもさんもいるかと思います。

若干時期的に遅くなりましたが、夏風邪の代表である『ヘルパンギーナ』について、お話し致しますhappy01

【疾患名】 

  ヘルパンギーナ

【原因】 

  エンテロウイルス(主にA群コクサックウイルス)による接触感染

【感染経路】

  ・主に飛沫感染

  ・糞口感染

【対象年齢】

  4歳以下がほとんどで、1歳代が最も多い

【潜伏期間】

  2~4日

【流行時期】

  通常5月頃から始まり、6~7月にピークを迎え、8月には減少する

【感染後の症状】

  ・38~40℃の熱(2~3日続く)→時に熱性痙攣を生じることあり

  ・咽頭粘膜の発赤

  ・口腔内に紅暈で囲まれた小水疱(直径1~2mm,最大5mm)

  ・食欲不振、脱水症状 など

【治療法】

  基本的に対症療法(例:熱 → 解熱剤、喉の痛み → 抗炎症剤 など)

【予防法】

  ・患児の介護者 → 手洗いを励行(流水後、アルコール消毒)

  ・便及びその他の排泄物の取扱い → ゴム手袋着用

  ・エンテロウイルスは、回復後2~4週間の長期間便から検出される

【家庭で気をつけること】

  ・食べ物 → 口中が痛むときは、かまずに飲み込めるものを与える

        例)プリン、ゼリー、アイスクリーム、豆腐、冷ましたおじや など

  ・水分 → 充分にとらせる(麦茶、イオン飲料、牛乳など)

        尚、オレンジジュースなどの酸味のあるものは口にしみる!

  ・入浴 → 高熱または元気がない場合を除き問題はない

【学校・保育所など】

  ・熱が下がって口の痛みがなるまで4~5日間休ませる

  ・学校保健法では、特に規制がない

以上が、ヘルパンギーナについてです。エアコンなど使用している家庭、また寝冷えなどしてしまうお子さんなどは、この残暑の時期も発症や感染には充分気をつけましょうsad

上記の内容をよく理解することで、慌てずに対応がとれると思います。もし何かご質問等がありましたら、コメントにてお願い致します。可能な限り早急にお答えしたいと思いますconfident

では、また次回paper

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