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2008年10月 1日 (水)

結核ワクチン(BCG)の予防接種

『小児疾患の部屋 第7話 結核ワクチン(BCG)の予防接種』

さて、今日からは乳幼児の実際の予防接種の受け方などについてお話し致しますhappy01

今日は、生まれて最初に受けなければならない、結核ワクチン(BCG)の予防接種についてです。

結核は、結核菌の飛沫感染によって感染します。小児感染の感染源の多くは、家庭内感染がほとんどです。子供は年齢が幼いほど、結核感染に対する抵抗力が弱く重症になりやすいため、なるべく乳児期の間にBCGを受けるように法律で定められています。以前は、ツベルクリン反応を行い、陰性の場合に接種していましたが、現在では直接接種に変更されました。

この結核の予防接種感染は、以前は結核予防法により行われていましたが、2007年4月からは予防接種法による第一種疾病として定期接種が行われるようになりました。

 1)対象年齢

   生後6ヶ月未満に1回

 2)接種料金

   無料

 3)接種方法

   9本の針を植え込んだ管針でスタンプ方式に押しつけるようにして2カ所

  に接種します。よくついた時には合計18個のぼつぼつが出来ます。数個

  しかできなかった場合には免疫のでき方が不十分になります。

 4)BCGを受けられない場合

  ①明らかに発熱がある

  ②重篤な急性疾患にかかっている

  ③結核、その他の病気の予防接種、外傷などでケロイドができやすい

  ④結核にかかったことがある

 5)BCGを受けるときに注意が必要な場合

  ①過去に結核患者との長期的接触がある

  ②その他結核感染の疑いがある

            以上の場合は、接種医と相談して決める

 6)接種した後の注意

   接種後は、BCGの液がよく乾いてから肌着に腕を通すようにします。接

  種した日は、子供が泥まみれになったりしないように注意します。

 7)副反応

  ①通常であれば、接種後1~2ヶ月後に局所に黄色いぶつぶつ(化膿巣)

   ができますが、接種後1週間以内に局所に発赤・腫張、あるいは化膿

   巣が出現したら、直ちに接種医療機関に受診してください。

  ②接種後3週間~4ヶ月くらいで、接種した部位がぐじゅぐじゅと湿り始め、

   長く湿潤した状態が続くことがあります。これは、結核菌とは違う非定

   型好酸菌に感染したことのある乳児がBCGを受けて、接種した部位で

   遅延性アレルギー反応(コッホ現象)が起こったためと考えられます。

                              (250人に1人の割合)

  ③接種後通常では、局所のびらんや潰瘍は4週間以内に自然に治ります

   が、4週間以上にわたって湿潤した状態が続くような場合は、接種医療

   機関に受診して下さい。

  ④接種後、接種を受けた腕の腋の下のリンパ節が腫れることがあります。

   通常は直径2cm位で、自然に小さくなり消失します。これは、BCGが

   型の生きた結核菌であるため、接種した部位からこの菌がリンパ流にの

   って、腋の下のリンパ節に達し、そこで増えることにより生じたものです。

   万一、皮膚に穴があいてリンパ節に達するほどになったら(症状が悪化し

   たら)、接種医療機関に受診して下さい(200人に1人の割合)。

以上が、結核ワクチン(BCG)の予防接種についてです。無料で接種できるのは基本的には6ヶ月までですので、忘れずに必ず予約して接種して下さいconfident

次回は、小児麻痺(ポリオ)の予防接種についてです。

でわpaper

                 参考 : 予防接種の手帖<第八版> / 近代出版

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