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2008年11月12日 (水)

麻疹風疹混合(MR)ワクチンの予防接種

『小児疾患の部屋 第10話 麻疹風疹混合(MR)ワクチンの予防接種』

さて、4回目は麻疹風疹混合(MR)ワクチンの予防接種についてです。happy01

 MRワクチンとは、麻疹と風疹の両方を予防することを目的とした定期予防接種で、麻疹生ワクチンと風疹生ワクチンを一定の割合で混合したワクチンです。

 MRワクチンの接種は、Ⅰ期1回、Ⅱ期1回の合計2回の接種で免疫を付ける予防接種の方法です。

 では、ここでそれぞれの病態について説明しましょうconfident/

 1.麻疹(はしか)(measles)

   麻疹は春から夏に流行する病気で、麻疹ウイルスの飛沫

  感染や飛沫核感染によって起こります。発熱、咳で発病し、

  目やに、結膜充血があり、2~4日で高熱とともに発疹が出

  てきます。高熱は、3~4日で下がり発疹も消えていきます。

   麻疹にかかると、脳炎や肺炎を合併することもあります。

  また、脳の中に侵入した麻疹ウイルスはゆっくりと増えて、

  何年も経ってから亜急性硬化性全脳炎(SSPE)という予後

  の悪い病気を起こすこともあります。

 2.風疹(German measles)

   風疹は1月の初めから流行が始まり、5月にピークを迎え

  8月末までに流行する。小学生を中心としてこどものかかる

  軽い病気です。

   風疹ウイルスの飛沫感染によって起こり、発熱と同時に発

  疹がでて、首の後ろのリンパ節がはれます。発疹は3日ぐら

  いで消え、ふつうは軽症ですが、まれに血小板減少性紫斑

  病や脳炎を併発をして、重症になることがあります。

   免疫のない女性が妊娠初期に風疹に感染すると、先天性

  の異常児が生まれる心配があります。

では、実際の接種法にについてですcatface

  1)対象年齢と時期・回数

   今まで麻疹生ワクチン及び風疹生ワクチンの接種を受けていないこども

   ①Ⅰ期定期接種(1回)

     生後12ヶ月以上24ヶ月未満の間に受ける

   ②Ⅱ期定期接種(1回)

     5歳以上7歳未満で、小学校就学前の1年間(就学前年度4月1日

    ~3月31日)に受ける

  2)接種料金

    無料

  3)接種量

   Ⅰ期およびⅡ期定期接種ともに、1回の接種量は0.5mLで皮下注射

  4)接種を受けられない場合

   ①明らかに発熱のあるこども

   ②重篤な急性疾患にかかっているこども

   ③医師が不適当と判断した場合

  5)接種を受けるときに注意が必要な場合

   ①痙攣(ひきつけ)を起こしたことがあるこども

   ②慢性の病気があるこども

   (免疫不全状態、栄養状態が悪い、全身状態がよくない、抵抗力が弱い)

   ③急性の病気にかかっているこども

                    以上の場合は、接種医と相談して決める

  6)Ⅰ期定期接種を受ける機会を逸した場合

    必ずⅡ期の接種の機会に麻疹生ワクチンあるいは風疹生ワクチン、ま

   たはMRワクチンの接種を受ける

  7)Ⅰ期定期接種を受けてⅡ期定期接種を受ける機会を逸した場合

    Ⅲ期(中学校1年相当の者)MRワクチンまたはⅣ期(高校3年生相当

   の者)MRワクチンの接種を受けます→詳細は保健所に確認して下さい

  8)副反応

   ①発熱と発疹が一部のこどもに出ます

   ②きわめてまれに血小板減少性紫斑病を起こすことがあります

   

以上が、麻疹風疹混合(MR)ワクチンの予防接種についてです。必ず忘れずに期間と回数を守って受けるようにして下さい。confident

次回は、日本脳炎についてです。

でわpaper

                 参考 : 予防接種の手帖<第八版> / 近代出版

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