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2008年12月 3日 (水)

水痘(みずぼうそう)ワクチンの予防接種

『小児疾患の部屋 第13話 水痘(みずぼうそう)ワクチンの予防接種』

さて、7回目は水痘(みずぼうそう)の予防接種についてです。happy01

 水痘は、こどもの重大な感染症の一つですが、ワクチンのにより予防できるようになりました。水痘生ワクチンは、水痘にかかると重症になるような白血病のこどもやネフローゼのこどもなどのハイリスクのこども達の水痘を予防する目的で作られ接種されていました。現在では、健康なこどもに対しても行われるようになりました。しかし、水痘の予防接種は任意であるため、ごく一部の小児しか水痘生ワクチンの接種を受けていません。従って、水痘の流行は自然に任されているのが現状です。

 ワクチン接種後、5年くらいは免疫が保たれますが、それ以降になると水痘にかかる子供が増えていき、ワクチン接種したこどもの約30%は水痘にかかるといわれています。しかし、ワクチン接種を受けたこどもが水痘になっても、その症状は軽く発疹の数なども多くないといわれています。

 水痘は、毎年ほとんど同じ形の流行があります。流行は11月に急速に立ち上がり、12月と1月にピークを迎え、その後やや中だるみになります。学校の新学期が始まって、5月と6月に2回目のピークを迎え、夏休みの始まる7月に急降下して、9月にほぼ終息し、10月から立ち上がり始めるといったサイクルです。

  では、水痘(みずぼうそう)の病態について説明しましょうconfident/

 <水痘>

   水痘は、水痘-帯状疱疹ウイルスの飛沫感染や飛沫核感

  染によって起こります。水痘-帯状疱疹ウイルスは、病気が

  回復してからも長く体内に持続感染する性質があり、何らか

  のきっかけ、例えば疲労やストレス、免疫抑制状態などで再

  び活動を始めることがあり、このときに帯状疱疹という形で現

  れます。

では、実際の接種法にについてですcatface

  1)対象年齢と時期・回数

    接種希望者のみ任意予防接種としての接種ができます。

    通常、生後12ヶ月以上の水痘にかかったことのない健康な小児が対

   象です(尚、成人も接種可能)。

    接種回数は、1回。

  2)接種料金

    有料(自由診療。尚、市町村により公費による助成あり)

  3)接種量

   接種量は0.5mL

  4)接種を受けられない場合

   ①明らかに発熱のあるこども

   ②重篤な急性疾患にかかっているこども

   ③接種後2週間以内にリンパ球の減少が予想される場合

   ④医師が不適当と判断した場合

  5)接種を受けるときに注意が必要な場合

   ①免疫能力が低下しているこども

   ②麻疹生ワクチン接種後、27日以上経過していないこども

   (可能であるならば、2~3ヶ月の間隔を開けた方がよい)

   ③急性の病気にかかっているこども

                    以上の場合は、接種医と相談して決める

  6)副反応

   基本的に副反応はない

   

以上が、水痘(みずぼうそう)ワクチンの予防接種についてです。希望接種する場合は時期を必ず忘れずに受けるようにして下さい。confident

次回は、インフルエンザについてです。

でわpaper

                 参考 : 予防接種の手帖<第八版> / 近代出版

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